From 6abda8574435ed9ce640cd264b82010e1b4900e0 Mon Sep 17 00:00:00 2001
From: Yoshiki Hayashi Apache が使用するアドレスとポートの設定をします。 参照 Apache は起動時に、ローカルマシンのあるポートあよびアドレス
- に対して接続し、リクエストが来るのを待ちます。
+ に対して接続し、リクエストが来るのを待ちます。
デフォルトではマシンのすべてのアドレスに対して listen します。
しかしながら、特定のポートか、特定のアドレスのみか、
- またはそれらの組み合わせのいずれかを listen するようにする必要があります。
+ またはそれらの組み合わせのいずれかを listen するようにする必要があります。
これは、異なる IP アドレス、ホスト名、ポートに対する Apache
の応答方法を決定するバーチャルホスト機能と組み合わせて使われます。 たとえば、ポート 80 と 8000 の両方に対しての接続を受け付けるには とします。
+ 二つの指定されたインタフェースとポート番号に対しての接続を受け付けるには、
+ とします。
+ IPv6 アドレスは、角括弧で次の例のように囲まなければいけません。 APR が IPv6 をサポートする場合は、Apache はデフォルトで IPv6
を listen するソケットを作ります (例えば Listen ディレクティブで
IP アドレスが無指定の場合)。
- つまり、APR が IPv6 をサポートする場合、
-Apache が使用するアドレスとポートの設定
-
+Apache HTTP Server Version 2.0
バインド
+ 概要
+
+
+
+
+
関連モジュール core
mpm_common
関連ディレクティブ VirtualHost
Listen
Listen
ディレクティブは特定のポートや
- アドレス・ポートの組からのみ入ってくるリクエストを
- 受け付けるようにできます。
- もしポート番号のみが Listen
ディレクティブで
- 指定された場合は、すべてのインターフェースの与えられたポート番号を
+ Listen
+ ディレクティブで、特定のポートやアドレス・ポートの組からのみ入ってくる
+ リクエストを受け付けるようにできます。
+ もしポート番号のみが Listen
+ ディレクティブで指定された場合は、
+ すべてのインターフェースの与えられたポート番号を
listen します。 IP アドレスがポート番号と同時に与えられた場合は、
サーバは与えられたポートとインターフェースを listen します。
複数の Listen ディレクティブを用いて
@@ -37,83 +32,93 @@
対して応答します。
- Listen 80
- Listen 8000
-
- とします。
- 二つの指定されたインタフェースとポート番号に対しての接続を受け付けるには
-
- Listen 192.170.2.1:80
- Listen 192.170.2.5:8000
-
- とします。
- IPv6 アドレスは、角括弧で次の例のように囲まなければいけません。
-
- Listen [fe80::a00:20ff:fea7:ccea]:80
-
-
- IPv6 の特記事項
-
- APR が IPv6 をサポートする場合は、Apache はデフォルトで IPv6
+
+
+
+
+ Listen 80
+ Listen 8000
+
+
+
+ Listen 192.170.2.1:80
+ Listen 192.170.2.5:8000
+
+
+ Listen [fe80::a00:20ff:fea7:ccea]:80
+
IPv6 の特記事項
+
+
+
- Listen 80
-
- は
-
- Listen [::]:80
-
- と同等です。APR が IPv6 をサポートしない場合は、
-
- Listen 80
-
- は
-
- Listen 0.0.0.0:80
-
- と同等です。
- NetBSD 等のいくつかのプラットホームでは、IPv6
- のワイルドカードアドレス (「::」) のバインドでは IPv4
+ つまり、APR が IPv6 をサポートしている場合、
+ +
+ Listen 80 +
は、次と同じ意味になります。
+ ++ +
+ Listen [::]:80 +
APR が IPv6 をサポートしていない場合は、
+ ++ +
+ Listen 80 +
は、次と同じ意味になります。
+ ++ +
+ Listen 0.0.0.0:80 +
NetBSD 等のいくつかのプラットホームでは、IPv6 + のワイルドカードアドレス (「::」) のバインドでは IPv4 インターフェースにコネクションを張れません。 このような状況では、次のように複数の Listen ディレクティブが必要になります。 -
- Listen 0.0.0.0:80 - Listen [::]:80 -- Apache は現在これを自動検出することができないので、 - そのような場合は - Listen 命令文は管理者が手動で編集しないといけません。 + -
+ +
+ Listen 0.0.0.0:80
+ Listen [::]:0 +
Apache は現在これを自動検出することができないので、 + そのような場合は + Listen 命令文は管理者が手動で編集しないといけません。
+Listen でバーチャルホストが実装されるわけではありません。
Listen は単にメインサーバにどのアドレスとポートを listen すべきかを
教えるだけです。
- <VirtualHost> ディレクティブが使われない場合は、
+ <VirtualHost>
+ ディレクティブが使われない場合は、
受け入れたリクエストすべてに対して全く同じ挙動をします。
- しかしながら <VirtualHost> 使って、
+ しかしながら
+ <VirtualHost>
+ を使って、
一つ以上のアドレスやポートに対して異なる挙動をするように
指定することができます。
VirtualHost を実装するには、使用するアドレスとポートを
まず初めにサーバに通知しなければなりません。
そして、その指定したアドレスとポートでの
このバーチャルホストの挙動を設定するために、
- <VirtualHost> セクションを作ります。
- もし <VirtualHost> が listen していないアドレスとポートに対して
+ <VirtualHost>
+ セクションを作ります。もし
+ <VirtualHost>
+ が listen していないアドレスとポートに対して
設定されてしまうと、
- アクセスすることができないということに注意してください。
Apache が使用するアドレスとポートの設定をします。
+Apache は起動時に、ローカルマシンのあるポートあよびアドレス + に対して接続し、リクエストが来るのを待ちます。 + デフォルトではマシンのすべてのアドレスに対して listen します。 + しかしながら、特定のポートか、特定のアドレスのみか、 + またはそれらの組み合わせのいずれかを listen するようにする必要があります。 + これは、異なる IP アドレス、ホスト名、ポートに対する Apache + の応答方法を決定するバーチャルホスト機能と組み合わせて使われます。
+ +たとえば、ポート 80 と 8000 の両方に対しての接続を受け付けるには
+ +とします。 + 二つの指定されたインタフェースとポート番号に対しての接続を受け付けるには、 +
+ +とします。 + IPv6 アドレスは、角括弧で次の例のように囲まなければいけません。
+ +APR が IPv6 をサポートする場合は、Apache はデフォルトで IPv6 + を listen するソケットを作ります (例えば Listen ディレクティブで + IP アドレスが無指定の場合)。 + つまり、APR が IPv6 をサポートしている場合、
+ +は、次と同じ意味になります。
+ +APR が IPv6 をサポートしていない場合は、
+ +は、次と同じ意味になります。
+ +NetBSD 等のいくつかのプラットホームでは、IPv6 + のワイルドカードアドレス (「::」) のバインドでは IPv4 + インターフェースにコネクションを張れません。 + このような状況では、次のように複数の Listen ディレクティブが必要になります。 +
+ +Apache は現在これを自動検出することができないので、 + そのような場合は + Listen 命令文は管理者が手動で編集しないといけません。
+Listen でバーチャルホストが実装されるわけではありません。
+ Listen は単にメインサーバにどのアドレスとポートを listen すべきかを
+ 教えるだけです。
+