From: Hiroaki Kawai Date: Wed, 9 Feb 2005 14:24:17 +0000 (+0000) Subject: New Japanese translation. X-Git-Tag: 2.1.3~43 X-Git-Url: https://granicus.if.org/sourcecode?a=commitdiff_plain;h=71674537b7407afaf097e6c5f1655600a6d87477;p=apache New Japanese translation. English revision: 151408 Submitted by: yoshiki Reviewed by: kawai git-svn-id: https://svn.apache.org/repos/asf/httpd/httpd/trunk@153064 13f79535-47bb-0310-9956-ffa450edef68 --- diff --git a/docs/manual/mod/mod_authz_owner.xml.ja b/docs/manual/mod/mod_authz_owner.xml.ja new file mode 100644 index 0000000000..6233bbdfec --- /dev/null +++ b/docs/manual/mod/mod_authz_owner.xml.ja @@ -0,0 +1,169 @@ + + + + + + + + + +mod_authz_owner +ファイルの所有者に基づいた承認 +Extension +mod_authz_owner.c +authz_owner_module +Apache 2.1 以降で使用可能 + + +

このモジュールはリクエストされたファイルのファイルシステムの + 所有者やグループを HTTP 認証に使われたユーザ ID (ウェブユーザ ID) と + 比較することでアクセスを承認します。提供されたユーザ名とパスワードは + mod_auth_basic や + mod_auth_digest のような認証モジュールで既に + 適切に検証されている必要があります。mod_authz_owner + は以下のように、Require ディレクティブの file-owner と + file-group という二つの引数を認識します:

+ +
+
file-owner
+
提供されたウェブユーザ名はリクエストされたファイルの所有者の + システムにおける名前と一致する必要があります。つまり、オペレーティング + システムがファイルは jones により所有されている + と言ったときは、ウェブからのアクセスに使われるユーザ名も + jones でなければなりません。
+ +
file-group
+
ファイルを所有するシステムのグループの名前が、例えば + mod_authz_groupfilemod_authz_dbm + により提供されるグループデータベースに存在していて、 + ウェブユーザ名がそのグループに属していなければなりません。 + 例えば、オペレーティングシステムがファイルは (システムの) グループ + accounts により所有されていると言ったときは、 + accounts がグループデータベースに存在して、 + リクエストに使用されたウェブユーザ名がそのグループに属している + 必要があります。
+
+ + +

ファイルシステムに実際には存在しないリソース + (つまり バーチャルなリソース) の承認に + mod_authz_owner が使用されたときは、 + アクセスは拒否されます。

+ +

特に、コンテント + ネゴシエーションされた"MultiViews" のリソースは + 決して承認しません。

+
+
+Require +Satisfy + +
設定例 + +
Require file-owner +

複数ユーザのシステムで Apache ウェブサーバが実行されていて、 + ~/public_html/private に各ユーザがファイルを置いているとします。 + AuthDBMUserFile + データベースが一つだけあり、すべてのウェブユーザ名が列挙されており、 + このユーザ名がサーバで実際にファイルを所有しているユーザ名と一致している場合、 + 次の節のような設定で、ユーザが自分自身のファイルにアクセスできるようになります。 + /home/smith/public_html/private の中のファイルは、所有者が + smith の代わりに jones になっていない限り、 + jones にはアクセスは許可されません。

+ + + <Directory /home/*/public_html/private>
+ + AuthType Basic
+ AuthName MyPrivateFiles
+ AuthBasicProvider dbm
+ AuthDBMUserFile /usr/local/apache2/etc/.htdbm-all
+ Satisfy All
+ Require file-owner
+
+ </Directory> +
+
+ +
Require file-group +

上記のようなシステムで、数人のユーザがプロジェクトのファイルを + ~/public_html/project-foo で共有しているとします。 + ファイルはシステムのグループ foo に所有されていて、 + AuthDBMGroupFile + データベースが一つだけあり、そこにすべてのウェブユーザ名と + グループのメンバが列挙されている、つまり、それらの + ユーザは少なくとも foo というグループに属している、とします。 + jonessmith の二人共がグループ + foo のメンバである場合、どちらの人も両方の + project-foo にアクセスが許可されます。

+ + + <Directory /home/*/public_html/project-foo>
+ + AuthType Basic
+ AuthName "Project Foo Files"
+ AuthBasicProvider dbm
+
+ # combined user/group database
+ AuthDBMUserFile /usr/local/apache2/etc/.htdbm-all
+ AuthDBMGroupFile /usr/local/apache2/etc/.htdbm-all
+
+ Satisfy All
+ Require file-group
+
+ </Directory> +
+
+
+ + +AuthzOwnerAuthoritative +承認が下位承認モジュールに渡されるかどうかを設定する +AuthzOwnerAuthoritative On|Off +AuthzOwnerAuthoritative On +directory.htaccess + +AuthConfig + + +

AuthzOwnerAuthoritative ディレクティブを + 明示的に Off に設定すると、以下の場合に認証が + (modules.c で定義されている) 下位のモジュールに + 渡されるようにします:

+ +
    +
  • file-owner の場合は、提供されたウェブユーザ名に + ファイルシステムの所有者が一致しないか、所有者がわからない場合。
  • + +
  • file-group の場合は、提供されたウェブユーザ名が + ファイルシステムグループに存在しないか、わからない場合。
  • +
+ +

値を Off に設定すると、file-owner と + file-group を組み合わせることもできるようになり、 + その場合はどちらか (両方でも) にマッチした場合にアクセスを許可されます。

+ +

デフォルトでは制御は渡されず、未知のグループの場合は Authentication + Required 応答が返されます。ですから、Off に設定しないことで + システムを安全に保つことができ、NCSA 互換の振る舞いをさせることになります。

+
+
+ +