複数の拡張子のあるファイル
ファイルは複数の拡張子を持つことができ、拡張子の順番は通常は関係ありません。例えば、ファイル welcome.html.fr
- がコンテントタイプは text/html
+ がコンテントタイプは text/html
に、言語はフランス語にマップされる場合、welcome.fr.html
もまったく同じ情報にマップされます。
同じメタ情報にマップされる拡張子が複数あるときには、
- 右側にあるものが使用されます。たとえば、".gif" が MIME タイプ
- image/gif にマップされ、".html" が MIME タイプ text/html
+ 右側にあるものが使用されます。たとえば、.gif
が MIME
+ タイプ image/gif
にマップされ、.html
+ が MIME タイプ text/html
にマップされる場合は、ファイル welcome.gif.html
は
- MIME タイプ "text/html" に関連付けられます。
+ MIME タイプ text/html
に関連付けられます。
複数の拡張子のあるファイルが MIME
タイプとハンドラの両方に関連付けられているときは注意する必要があります。
その場合、普通はリクエストがハンドラに関連付けられた
モジュールによって扱われることになります。たとえば、拡張子
- .imap
が (mod_imap の) "imap-file" にマップされていて、
- .html
が MIME タイプ "text/html"
+ .imap
が (mod_imap の) imap-file
+ にマップされていて、.html
が MIME タイプ text/html
にマップされているときは、ファイル world.imap.html
は
- "imap-file" ハンドラと "text/html" MIME
- タイプに関連付けられます。ファイルが処理されるときは "imap-file"
- ハンドラが使用されますので、そのファイルは mod_imap
+ imap-file
ハンドラと text/html
MIME
+ タイプに関連付けられます。ファイルが処理されるときは imap-file
+ ハンドラが使用されますので、そのファイルは mod_imap
のイメージマップファイルとして扱われることになります。
コンテントエンコーディング
-
特定の MIME タイプのファイルはインターネットでの転送を簡単にするために、
さらに符号化することができます。これは通常は gzip
の
ような圧縮のことを指しますが、pgp
のような暗号化や、
バイナリファイルを ASCII (テキスト) 形式で送るために考案された
UUencoding のことを指すこともあります。
- MIME RFC は次のように言っています:
+ HTTP/1.1 RFC
+ 14.11 節では次のように記述されています。
-
- Content-Encoding エンティティヘッダフィールドはメディアタイプの
- 修飾子として使われます。それが存在していれば、値はリソースに
+
+ Content-Encoding エンティティヘッダフィールドはメディアタイプの
+ 修飾子として使われます。それが存在していれば、値はエンティティボディに
どの追加の符号化が適用されたかを示し、Content-Type ヘッダフィールドに
書かれているメディアタイプを得るためにどの復号機構を適用すべきか、も
示していることになります。Content-Encoding は主に、元のメディアタイプの
同一性を失うことなくドキュメントを圧縮することを可能にするために
- 使用されます。
-
+ 使用されます。
+
複数のファイル拡張子 (複数の拡張子については 上の節 を参照) 使うことで、
@@ -143,13 +143,9 @@
送ります。
Content-encoding: pkzip
-
-
-
-文字セットと言語
-
+文字セットと言語
ファイルタイプとファイルエンコーディングの他に重要な情報は
ドキュメントの書かれている言語と、どの文字セットでファイルが表示
されるべきか、というものです。たとえば、ドキュメントはベトナムの
@@ -176,57 +172,48 @@
使うことでマッチの
処理に含めることも外すこともできます。
-
-Charset
-
- さらに情報を伝えるために、Apache は文書の言語を
- Content-Language
ヘッダで送ることもあります。
- また、情報を正しく表示するために使用すべき文字セットを示すために
- Conten-Type
ヘッダに情報を追加することもあります。
+ Charset
+ さらに情報を伝えるために、Apache は文書の言語を
+ Content-Language
ヘッダで送ることもあります。
+ また、情報を正しく表示するために使用すべき文字セットを示すために
+ Conten-Type
ヘッダに情報を追加することもあります。
-
-Content-Language: en, fr
-Content-Type: text/plain; charset=ISO-8859-2
-
+
+ Content-Language: en, fr
+ Content-Type: text/plain; charset=ISO-8859-1
+
- 言語の指定は二文字の短縮形で行なわれます。charset
が
- 使用すべき文字セットの名前です。
-
+ 言語の指定は二文字の短縮形で行なわれます。charset
が
+ 使用すべき文字セットの名前です。
+
AddCharset
ファイル名の拡張子を指定された文字セットにマップする
-AddCharset charset extension
-[extension] ...
-
-server config
-virtual host
-directory
-.htaccess
-
+AddCharset charset extension
+[extension] ...
+server configvirtual host
+directory.htaccess
FileInfo
-AddCharset は Apache 1.3.10 以降でのみ使用可能
-
- AddCharset ディレクティブは、与えられた拡張子を指定された
- charset にマップします。charset は、拡張子
- extension を含んでいるファイル名の MIME charset
+
AddCharset ディレクティブは、
+ 与えられた拡張子を指定された charset にマップします。charset
+ は、拡張子 extension を含んでいるファイル名の MIME charset
パラメータです。新しいマッピングは既にある他のマッピングに追加され、同じ拡張子
- extension のためのマッピングを上書きします。
+ extension のためのマッピングを上書きします。
- 例:
-
- AddLanguage ja .ja
- AddCharset EUC-JP .euc
- AddCharset ISO-2022-JP .jis
- AddCharset SHIFT_JIS .sjis
-
+ 例
+ AddLanguage ja .ja
+ AddCharset EUC-JP .euc
+ AddCharset ISO-2022-JP .jis
+ AddCharset SHIFT_JIS .sjis
+
この場合、ドキュメント xxxx.ja.jis
は charset が
- ISO-2022-JP の日本語のドキュメントとして扱われます
- (xxxx.jis.ja
も同様)。AddCharset
+ ISO-2022-JP
の日本語のドキュメントとして扱われます
+ (xxxx.jis.ja
も同様)。AddCharset
ディレクティブは、ドキュメントが適切に解釈され表示されるように、
ドキュメントの charset の情報をクライアントに教えるために役に立ちます。
また、サーバがクライアントの charset
@@ -234,45 +221,39 @@ Content-Type: text/plain; charset=ISO-8859-2
href="../content-negotiation.html"
>コンテントネゴシエーションのためにも役に立ちます。
- 引数 extensionは大文字小文字を区別せず、
+
引数 extensionは大文字小文字を区別せず、
最初のドットはあってもなくても構いません。
mod_negotiation
AddDefaultCharset
-
AddEncoding
ファイル名の拡張子を指定されたエンコーディング
にマップする
-AddEncoding
- MIME-enc extension [extension] ...
-
-server config
-virtual host
-directory
-.htaccess
-
+AddEncoding MIME-enc extension
+[extension] ...
+server configvirtual host
+directory.htaccess
FileInfo
-
+ AddEncoding ディレクティブは、
+ 与えられた拡張子を指定されたエンコーディングにマップします。
+ MIME-enc は、拡張子 extension
+ を含んだドキュメントに使用する MIME エンコーディングです。
+ この新しいマッピングは既にある他のマッピングに追加され、
+ 同じ拡張子 extension のためのマッピングを上書きします。
- AddEncoding ディレクティブは、与えられた拡張子を指定された
- エンコーディングにマップします。MIME-enc は、拡張子
- extension を含んだドキュメントに使用する MIME
- エンコーディングです。この新しいマッピングは既にある他のマッピングに追加され、
- 同じ拡張子 extension のためのマッピングを上書きします。例:
-
-
+ 例
AddEncoding x-gzip .gz
AddEncoding x-compress .Z
- これは、拡張子 .gz を含むファイル名が x-gzip
- エンコーディングを使ってエンコードされていることと、拡張子 .Z
- を含むファイル名が x-compress
+
これは、拡張子 .gz
を含むファイル名が x-gzip
+ エンコーディングを使ってエンコードされていることと、拡張子 .Z
+ を含むファイル名が x-compress
でエンコードされていることを指定します。
古いクライアントは x-zip
と x-compress
@@ -290,44 +271,39 @@ Content-Type: text/plain; charset=ISO-8859-2
なしで指定してください。
- 引数 extension は大文字小文字を区別せず、
+
引数 extension は大文字小文字を区別せず、
最初のドットはあってもなくても構いません。
-
AddHandler
ファイル名の拡張子を指定されたハンドラにマップする
-AddHandler
- handler-name extension [extension] ...
-
-server config
-virtual host
-directory
-.htaccess
-
+AddHandler handler-name extension
+[extension] ...
+server configvirtual host
+directory.htaccess
FileInfo
- 拡張子 extension が名前にあるファイルは指定された 拡張子 extension が名前にあるファイルは指定された handler-name に扱われます。
この新しいマッピングは既にある他のマッピングに追加され、
- 同じ拡張子 extension
+ 同じ拡張子 extension
のためのマッピングを上書きします。たとえば、拡張子
".cgi
" で終わるファイルを CGI
スクリプトとして扱いたいときは、以下の設定をします。
-
- AddHandler cgi-script .cgi
-
- これを srm.conf か httpd.conf ファイルに記述することで、拡張子
- ".cgi
" を含むファイルは CGI プログラムとして扱われます。
+
+ AddHandler cgi-script .cgi
+
+
+
これを httpd.conf ファイルに記述することで、拡張子
+ ".cgi
" のファイルは CGI プログラムとして扱われます。
- 引数 extension は大文字小文字を区別せず、
+
引数 extension は大文字小文字を区別せず、
最初のドットはあってもなくても構いません。
-
SetHandler
@@ -336,70 +312,58 @@ Content-Type: text/plain; charset=ISO-8859-2
AddInputFilter
ファイルの拡張子をクライアントのリクエストを処理する
フィルタにマップする
-AddInputFilter
- filter[;filter...] extension
- [extension ...]
-
-server config
-virtual host
-directory
-.htaccess
-
-AddInputFilter
- は Apache 2.0.26 以降のみで使用可能。
+AddInputFilter filter[;filter...]
+extension [extension] ...
+server configvirtual host
+directory.htaccess
+FileInfo
+2.0.26 以降で使用可能
-
- AddInputFilter はファイルの拡張子 extension を
- クライアントのリクエストや POST がサーバに来たときに
+
AddInputFilter はファイルの拡張子
+ extension をクライアントのリクエストや POST がサーバに来たときに
処理をするフィルタにマップします。
- これは、SetInputFilter ディレクティブも
+ これは、SetInputFilter ディレクティブも
含め、他の場所で定義されているフィルタに加えられます。
このマッピングはすでにあるものより優先されてマージされ、
- 同じ extension に対する既存のマッピングを上書きします。
+ 同じ extension に対する既存のマッピングを上書きします。
複数のフィルタを指定するときは、データを処理する順番にセミコロンで
- 繋いで書く必要があります。フィルタと extension との
+ 繋いで書く必要があります。フィルタと extension との
両方の引数は大文字小文字を区別せず、拡張子の最初のドットは
あってもなくても構いません。
-
+RemoveInputFilter
+SetInputFilter
AddLanguage
ファイル名を指定された言語にマップ
-AddLanguage
- MIME-lang extension [extension] ...
-
-server config
-virtual host
-directory
-.htaccess
-
+AddLanguage MIME-lang extension
+[extension] ...
+server configvirtual host
+directory.htaccess
FileInfo
-
- AddLanguage ディレクティブは、与えられた拡張子を指定された
- content language にマップします。MIME-lang は、拡張子
- extension を含んでいるファイル名の MIME における言語です。
+
AddLanguage ディレクティブは、与えられた拡張子を指定された
+ content language にマップします。MIME-lang は、拡張子
+ extension を含んでいるファイル名の MIME における言語です。
この新しいマッピングは既にあるマッピングに追加され、同じ拡張子
- extension のためのマッピングを上書きします。
-
+ extension のためのマッピングを上書きします。
- 例:
-
-
+ 例
AddEncoding x-compress .Z
- AddLanguage en .en
- AddLanguage fr .fr
+ AddLanguage en .en
+ AddLanguage fr .fr
この場合、xxxx.en.Z
ドキュメントは compress
された英語のドキュメントとして扱われます (xxxx.Z.en
も同様)。content language はクライアントに通知されますが、
- ブラウザがこの情報を使うことはおそらくありません。AddLanguage
+ ブラウザがこの情報を使うことはおそらくありません。
+ AddLanguage
ディレクティブは、サーバがクライアントの言語の優先度に基づいて複数の
ドキュメントの中からドキュメントを選ぶ複数の言語が同じ拡張子に割り当てられているときは、
最後のものが使用されます。すなわち、次のような場合、
-
- AddLanguage en .en
- AddLanguage en-uk .en
- AddLanguage en-us .en
-
+
+ AddLanguage en .en
+ AddLanguage en-uk .en
+ AddLanguage en-us .en
+
- 拡張子 ".en
" のあるドキュメントは
- "en-us
" として扱われます。
+ 拡張子 .en
のあるドキュメントは
+ en-us
として扱われます。
- 引数 extension は大文字小文字を区別せず、
+
引数 extension は大文字小文字を区別せず、
最初のドットはあってもなくても構いません。
-
mod_negotiation
@@ -428,30 +391,25 @@ Content-Type: text/plain; charset=ISO-8859-2
AddOutputFilter
ファイル名の拡張子をサーバからの応答を処理するフィルタに
マップする
-AddOutputFilter
- filter[;filter...] extension
- [extension ...]
-
-server config
-virtual host
-directory
-.htaccess
-
-
-AddOutputFilter
- は Apache 2.0.26 以降でのみ使用可能。
+AddOutputFilter filter[;filter...]
+extension [extension] ...
+server configvirtual host
+directory.htaccess
+FileInfo
+2.0.26 以降で使用可能
-
AddOutputFilter ディレクティブは
- 拡張子 extension をサーバの応答がクライアントに送られる
+ 拡張子 extension をサーバの応答がクライアントに送られる
前に処理するフィルタを定義します。
- これは SetOutputFilter ディレクティブ
+ これは SetOutputFilter
+ ディレクティブと AddOutputFilterByType ディレクティブ
を含め、他の場所で定義されているフィルタに加えられます。
この新しいマッピングは既にあるマッピングに追加され、同じ拡張子
- extension のためのマッピングを上書きします。
+ extension のためのマッピングを上書きします。
- 例えば、以下の設定はすべての .shtml ファイルを SSI で処理し、
+
例えば、以下の設定はすべての .shtml
ファイルを SSI で処理し、
その出力を mod_deflate を使って圧縮します。
@@ -459,51 +417,46 @@ Content-Type: text/plain; charset=ISO-8859-2
複数のフィルタを指定するときは、データを処理する順番にセミコロンで
- 繋いで書く必要があります。フィルタと extension との
- 両方の引数は大文字小文字を区別せず、拡張子の最初のドットは
+ 繋いで書く必要があります。filter と extension の
+ 両引数は大文字小文字を区別せず、拡張子の最初のドットは
あってもなくても構いません。
-
+RemoveOutputFilter
+SetOutputFilter
AddType
ファイル名の拡張子を指定されたコンテントタイプにマップ
-AddType MIME-type
- extension [extension] ...
-
-server config
-virtual host
-directory
-.htaccess
-
+AddType MIME-type extension
+[extension] ...
+server configvirtual host
+directory.htaccess
FileInfo
-
- AddType ディレクティブは、
+
AddType ディレクティブは、
与えられた拡張子を指定されたコンテントタイプにマップします。
- MIME-type は拡張子 extension
+ MIME-type は拡張子 extension
を含んだドキュメントに使用する MIME タイプです。
この新しいマッピングは既にあるマッピングに追加され、同じ拡張子
- extension のためのマッピングを上書きします。
+ extension のためのマッピングを上書きします。
このディレクティブは MIME タイプファイル (TypesConfig ディレクティブを参照)
に無いマッピングを追加するために使用することができます。
- 例:
-
-
+ 例
AddType image/gif .gif
- 新しい MIME タイプは、TypesConfig
- ファイルを変更するのではなく、AddType
- ディレクティブを使って追加することが推奨されています。
+
+ 新しい MIME タイプは、TypesConfig
+ ファイルを変更するのではなく、AddType
+ ディレクティブを使って追加することが推奨されています。
+
- 引数 extension は大文字小文字を区別せず、
+
引数 extension は大文字小文字を区別せず、
最初のドットはあってもなくても構いません。
-
DefaultType
ForceType
@@ -513,119 +466,110 @@ Content-Type: text/plain; charset=ISO-8859-2
MultiviewsMatch
MultiViews でのマッチングの検索に含ませる
ファイルのタイプを指定する
-MultiviewsMatch
- [NegotiatedOnly] [Handlers] [Filters] [Any]
-
-server config
-virtual host
-directory
-.htaccess
-
+MultiviewsMatch Any|NegotiatedOnly|Filters|Handlers
+[Handlers|Filters]
+MultiviewsMatch NegotiatedOnly
+server configvirtual host
+directory.htaccess
FileInfo
-Apache 2.0.26 以降
+2.0.26 以降で使用可能
-
MultiviewsMatch を使用することで、
mod_negotiation の
Multiviews に 3 種類の異なる挙動をさせることができます。
- Multiviews を使用すると、ファイル (例 index.html) に対するリクエストに対して、
- ネゴシエーションする拡張子がベースに付いたもの
- (index.html.en, index.html.fr や index.html.gz)
+ Multiviews を使用すると、ファイル (例 index.html
)
+ に対するリクエストに対して、ネゴシエーションする拡張子がベースに付いたもの
+ (index.html.en
, index.html.fr
や
+ index.html.gz
)
をマッチさせることができます。
- NegotiatedOnly オプションでは、ベース名に続く拡張子全てが
+
NegotiatedOnly
オプションでは、ベース名に続く拡張子全てが
コンテントネゴシエーションで mod_mime
- が認識する拡張子 (例 文字セット、コンテントタイプ、言語やエンコーディング)
+ が認識する拡張子 (例 文字セット、コンテントタイプ、言語やエンコーディング)
に関連付けられていなければなりません。これは副作用の最も少ない
- 最も厳密な実装で、デフォルトになっています。
+ 最も的確な実装で、デフォルトになっています。
ハンドラとフィルタの両方もしくは片方と関連付けられた拡張子を含めるには、
- MultiviewsMatch ディレクティブに Handler,
- Filters またはその両方のオプションをセットします。
+ MultiviewsMatch ディレクティブに Handlers
,
+ Filters
またはその両方のオプションをセットします。
もし他の条件が同じであれば、最も小さいファイルが送信されます。
例えば、500 文字の index.html.cgi
と 1000 バイトの
index.html.pl
であれば、.cgi
のファイルが優先されます。.asis
ファイルを利用しているユーザは、
- .asis
ファイルが asis ハンドラに関連付けられているときには、
- Handler オプションの使用を好むでしょう。
+ .asis
ファイルが asis-handler
に関連付けられているときには、
+ ハンドラオプションの使用を好むでしょう。
最後に、mod_mime が認識しない拡張子であろうとも、
- どんな拡張子でもマッチさせるようにすることができます。この挙動は Apache 1.3 の
- ときと同じもので、予期しない動作、例えば .old
や
+ どんな拡張子でもマッチさせる Any
が使用できます。
+ この挙動は Apache 1.3 のときと同じもので、予期しない動作、例えば .old
や
.bak
ファイルといったウェブマスタが送信を意図していない
ファイルを送信する、といった動作を行なう可能性があります。
例えば次の設定では、ハンドラやフィルタが Multiviews に参加することが
できますし、未知のファイルは除外することができます。
-
-MultiviewsMatch Handlers Filters
-
+
+
+ MultiviewsMatch Handlers Filters
+
Options
+mod_negotiation
DefaultLanguage
あるスコープのすべてのファイルを指定された言語に
設定する
-DefaultLanguage
- MIME-lang
-
-server config
-virtual host
-directory
-.htaccess
-
+DefaultLanguage MIME-lang
+server configvirtual host
+directory.htaccess
FileInfo
-DefaultLanguage
- は Apache 1.3.4 のみで使用可能
-
- DefaultLanguage ディレクティブは、Apache
+
DefaultLanguage ディレクティブは、Apache
がディレクティブのスコープ (例えば、その時点の
- <Directory>
の範囲) にある、明示的な言語拡張子
- (AddLanguage
で設定される .fr
や
- .de
) のない全てのファイルを、指定された
- MIME-lang 言語であるとみなすようにします。
+ Directory
+ の範囲) にある、明示的な言語拡張子
+ (AddLanguage で設定される
+ .fr
や .de
) のない全てのファイルを、指定された
+ MIME-lang 言語であるとみなすようにします。
これにより、すべてのファイル名を変えることなく、
ディレクトリがオランダ語のコンテントを含んでいる、
というようなことを指定することができます。
拡張子を使用して言語を指定する方法と違い、
- DefaultLanguage
+ DefaultLanguage
は一つの言語しか指定できないことに注意してください。
- DefaultLanguage
- ディレクティブが有効でなく、ファイルに AddLanguage
+
DefaultLanguage
+ ディレクティブが有効でなく、ファイルに
+ AddLanguage
で設定された言語の拡張子がないときは、
ファイルには言語属性がないとみなされます。
-例
-DefaultLanguage en
-
-
+ 例
+ DefaultLanguage en
+
mod_negotiation
ModMimeUsePathInfo
-path_info コンポーネントをファイル名の一部として扱うように mod_mime
-に通知する
+path_info
コンポーネントをファイル名の一部として扱うように
+mod_mime に通知する
ModMimeUsePathInfo On|Off
-
-directory
-
+ModMimeUsePathInfo Off
+directory
Apache 2.0.41 以降
ModMimeUsePathInfo ディレクティブは、
mod_mime の持つディレクティブを
- リクエストに適用させるために、ファイル名と path_info URL
+ リクエストに適用させるために、ファイル名と path_info
URL
コンポーネントを結合させるために使用します。
- デフォルトでは「 off
」で、path_info
+ デフォルトでは「 Off
」で、path_info
コンポーネントは無視されます。
このディレクティブは、バーチャルファイルシステムを使用している際に
@@ -636,28 +580,28 @@ DefaultLanguage en
/bar
が存在して (foo.shtml は存在しない)
- ModMimeUsePathInfo が有効であるとして、
+ ModMimeUsePathInfo が On
であるとして、
/bar/foo.shtml
に対するリクエストを発行した場合、
mod_mime は入ってきたリクエストを
/bar/foo.shtml
として扱い、
AddOutputFileter INCLUDES .shtml
のようなディレクティブは
- INCLUDES フィルタをリクエストに付加させます。
+ INCLUDES
フィルタをリクエストに付加させます。
ModMimeUsePathInfo が設定されなければ、
- icludes フィルタは付加されません。
+ INCLUDES
フィルタは付加されません。
+AcceptPathInfo
RemoveCharset
ファイルの拡張子に関連付けられたすべての文字セット
を解除する
-RemoveCharset
- extension [extension] ...
-
-directory
-.htaccess
-
-RemoveCharset は Apache 2.0.24 以降で使用可能
+RemoveCharset extension [extension]
+...
+virtual hostdirectory
+.htaccess
+FileInfo
+2.0.24 以降で使用可能
RemoveCharset ディレクティブ
@@ -666,13 +610,12 @@ DefaultLanguage en
ファイルが親ディレクトリやサーバの設定ファイル
から継承した関連付けを取り消すことができます。例えば:
- extension は大文字小文字を区別しません。
+
extension は大文字小文字を区別しません。
また、最初のドットはあってもなくても構いません。
-例
-RemoveCharset .html .shtml
-
-
+ 例
+ RemoveCharset .html .shtml
+
@@ -680,46 +623,43 @@ RemoveCharset .html .shtml
RemoveEncoding
ファイルの拡張子に関連付けられたすべてのコンテントエンコーディング
を解除する
-RemoveEncoding
- extension [extension] ...
-
-virtual host
-directory
-.htaccess
-
-RemoveEncoding
- は Apache 1.3.13 のみで使用可能
+RemoveEncoding extension [extension]
+...
+virtual hostdirectory
+.htaccess
+FileInfo
-
RemoveEncoding ディレクティブは、
与えられた拡張子に関連付けられたエンコーディングを取り消します。
これにより、サブディレクトリにある .htaccess
ファイルが親ディレクトリやサーバの設定ファイルから継承した関連付けを
- 取り消すことができます。例えば:
-
-
-/foo/.htaccess:
-
-AddEncoding x-gzip .gz
-AddType text/plain .asc
-<Files *.gz.asc>
- RemoveEncoding .gz
-</Files>
-
+ 取り消すことができます。
+
+ /foo/.htaccess:
+ AddEncoding x-gzip .gz
+ AddType text/plain .asc
+ <Files *.gz.asc>
+
+ RemoveEncoding .gz
+
+ </Files>
+
これは、foo.gz
は gzip
でエンコードされていることを指定しますが、foo.gz.asc
はエンコードされていないプレーンテキストの
ファイルであるということを指定します。
- 注意: RemoveEncoding は
- AddEncoding
- ディレクティブの後で処理されますので、
- 同じディレクトリの設定中に両方が現れると、
- 後者の効果が打ち消される可能性があります。
+ 注意
+ RemoveEncoding は
+ AddEncoding
+ ディレクティブの後で処理されますので、
+ 同じディレクトリの設定中に両方が現れると、
+ 後者の効果が打ち消される可能性があります。
+
- extension は大文字小文字を区別しません。
+
extension は大文字小文字を区別しません。
また、最初のドットはあってもなくても構いません。
@@ -728,92 +668,79 @@ AddType text/plain .asc
RemoveHandler
ファイルの拡張子に関連付けられたすべてのハンドラを
解除する
-RemoveHandler
- extension [extension] ...
-
-virtual host
-directory
-.htaccess
-
-RemoveHandler は
- Apache 1.3.4 以降でのみ使用可能
+RemoveHandler extension [extension]
+...
+virtual hostdirectory
+.htaccess
+FileInfo
-
- RemoveHandler
ディレクティブ
+
RemoveHandler ディレクティブ
は与えられた拡張子に関連付けられたハンドラを取り消します。
これにより、サブディレクトリにある .htaccess
ファイルが親ディレクトリやサーバの設定ファイル
から継承した関連付けを取り消すことができます。たとえば:
-/foo/.htaccess:
-AddHandler server-parsed .html
-
+ /foo/.htaccess:
+ AddHandler server-parsed .html
+
-/foo/bar/.htaccess:
-RemoveHandler .html
-
+ /foo/bar/.htaccess:
+ RemoveHandler .html
+
これは、/foo/bar
ディレクトリの .html
- ファイルは SSI ではなく (mod_include
モジュール参照)、
+ ファイルは SSI (mod_include モジュール参照) ではなく、
普通のファイルとして扱われるようにする効果があります。
- extension は大文字小文字を区別しません。
+
extension は大文字小文字を区別しません。
また、最初のドットはあってもなくても構いません。
-
RemoveInputFilter
ファイル拡張子に関連付けられた入力フィルタを解除する
-RemoveInputFilter
- extension [extension] ...
-
-virtual host
-directory
-.htaccess
-
-Apache 2.0.26 以降
-
-
+RemoveInputFilter extension [extension]
+...
+virtual hostdirectory
+.htaccess
+FileInfo
+2.0.26 以降で使用可能
+
RemoveInputFilter ディレクティブは
指定されたファイル拡張子に関連付けられた入力フィルタを解除します。
これを利用することで、親ディレクトリやサーバ設定ファイルから
継承した関連付けを サブディレクトリ内において
.htaccess
ファイルで取り消すことができます。
- extension 引数は大文字小文字を区別しません。また、
+
extension 引数は大文字小文字を区別しません。また、
最初のドットはあってもなくても構いません。
-
+AddInputFilter
+SetInputFilter
RemoveLanguage
ファイル拡張子に関連付けられた言語を解除する
-RemoveLanguage
- extension [extension] ...
-
-virtual host
-directory
-.htaccess
-
-Apache 2.0.24 以降
-
+RemoveLanguage extension [extension]
+...
+virtual hostdirectory
+.htaccess
+FileInfo
+2.0.24 以降で使用可能
-
RemoveLanguage ディレクティブは
指定されたファイル拡張子に関連付けられた言語を解除します。
これを利用することで、親ディレクトリやサーバ設定ファイルから
継承した関連付けを サブディレクトリ内において
.htaccess
ファイルで取り消すことができます。
- extension 引数は大文字小文字を区別しません。また、
+
extension 引数は大文字小文字を区別しません。また、
最初のドットはついてもつかなくても構いません。
@@ -821,32 +748,26 @@ RemoveHandler .html
RemoveOutputFilter
ファイル拡張子に関連付けられた出力フィルタを解除する
-RemoveOutputFilter
- extension [extension] ...
-
-virtual host
-directory
-.htaccess
-
-
-RemoveOutputFilter は Apache
-2.0.26 以降でのみ使用可能
-
-
+RemoveOutputFilter extension [extension]
+...
+virtual hostdirectory
+.htaccess
+FileInfo
+2.0.26 以降でのみ使用可能
+
RemoveOutputFilter ディレクティブは
指定されたファイル拡張子に関連付けられた出力フィルタを解除します。
これを利用することで、親ディレクトリやサーバ設定ファイルから
継承した関連付けを サブディレクトリ内において
.htaccess
ファイルで取り消すことができます。
- extension は大文字小文字を区別しません。
+
extension は大文字小文字を区別しません。
また、最初のドットはあってもなくても構いません。
例
- RemoveOutputFilter shtml
+ RemoveOutputFilter shtml
-
AddOutputFilter
@@ -855,65 +776,59 @@ RemoveHandler .html
RemoveType
ファイルの拡張子と関連付けられたコンテントタイプを
解除する
-RemoveType
- extension [extension] ...
-
-virtual host
-directory
-.htaccess
-
-
-RemoveType は
- Apache 1.3.13 以降でのみ使用可能。
+RemoveType extension [extension]
+...
+virtual hostdirectory
+.htaccess
+FileInfo
-
RemoveType ディレクティブは与えられた拡張子の
MIME タイプの関連付けを取り消します。これにより、
サブディレクトリにある .htaccess
ファイルが親ディレクトリやサーバの設定ファイルから継承した
関連付けを取り消すことができます。たとえば:
-/foo/.htaccess:
-RemoveType .cgi
-
+ /foo/.htaccess:
+ RemoveType .cgi
+
これは /foo/
ディレクトリ以下の .cgi
- ファイルの特別な扱いを取り消します。ファイルはデフォルトタイプとして扱われます。
-
- 注意: RemoveType ディレクティブは
- AddType ディレクティブの後に処理されますので、
- 両方が同じディレクトリの設定中に現れた場合、
- 後者の効果が打ち消される可能性があります。
+ ファイルの特別な扱いを取り消します。ファイルは DefaultType として扱われます。
+
+ 注意
+ RemoveType ディレクティブは
+ AddType
+ ディレクティブの後に処理されますので、
+ 両方が同じディレクトリの設定中に現れた場合、
+ 後者の効果が打ち消される可能性があります。
+
- extension は大文字小文字を区別しません。
+
extension は大文字小文字を区別しません。
また、最初のドットはあってもなくても構いません。
TypesConfig
-mime.types ファイルの位置
-TypesConfig file-path
+mime.types
ファイルの位置
+TypesConfig file-path
TypesConfig conf/mime.types
-
-server config
-
+server config
-
- TypesConfig ディレクティブは、MIME
- タイプ設定ファイルの位置を設定します。filename は
- ServerRoot からの相対パスです。
+
TypesConfig ディレクティブは、MIME
+ タイプ設定ファイルの位置を設定します。filename は
+ ServerRoot からの相対パスです。
このファイルはファイルの拡張子からコンテントタイプへの
デフォルトのマッピングを設定します。
ほとんどの管理者は、よく使われるファイル名の拡張子を
IANA に登録されたコンテントタイプに関連付けている、
Apache の mime.types
ファイルを使います。
- 現在の一覧は
- http://www.isi.edu/in-notes/iana/assignments/media-types/media-types
+ 現在の一覧は http://www.isi.edu/in-notes/iana/assignments/media-types/media-types
で管理されています。これは、主要なメディアタイプの定義を提供して、
必要ところを AddType で
上書きする、という方法で httpd.conf
を簡略にします。
@@ -925,21 +840,24 @@ RemoveType .cgi
ディレクティブの引数と同じ形式の行で構成されます。
- MIME-type extension extension ...
+ MIME-type [extension] ...
拡張子の大文字小文字は区別されません。空行やハッシュ (`#')
で始まる行は無視されます。
- (1) IANA に既に登録されている、あるいは (2)
- 広く受け入れられていてプラットホーム間でファイル拡張子に衝突がない、
- という場合でなければ、配布中の mime.types ファイルに新たなものを登録するように
- Apache HTTP Server Project にリクエストしないでください。
- category/x-subtype のリクエストは自動的に却下されますし、
- 言語や文字セットの名前空間で既に使用されていて、衝突の可能性のある
- 2 文字の拡張子も却下されます。
-
+
+ (1) IANA に既に登録されている、あるいは (2)
+ 広く受け入れられていてプラットホーム間でファイル拡張子に衝突がない、
+ という場合でなければ、配布中の mime.types
+ ファイルに新たなものを登録するように
+ Apache HTTP Server Project にリクエストしないでください。
+ category/x-subtype
のリクエストは自動的に却下されますし、
+ 言語や文字セットの名前空間で既に使用されていて、衝突の可能性のある
+ 2 文字の拡張子も却下されます。
+
mod_mime_magic
+
diff --git a/docs/manual/mod/mod_setenvif.xml.ja b/docs/manual/mod/mod_setenvif.xml.ja
index 9015783820..491d0dd8c0 100644
--- a/docs/manual/mod/mod_setenvif.xml.ja
+++ b/docs/manual/mod/mod_setenvif.xml.ja
@@ -2,7 +2,7 @@
-
+
mod_setenvif
リクエストの特徴に基づいた環境変数の設定を可能にする
@@ -136,6 +136,10 @@
Remote_Addr
-
リクエストを行なっているクライアントの IP アドレス
+ Server_Addr
-
+ リクエストを受け取ったサーバの IP アドレス
+ (2.0.43 以降のみ)
+
Remote_User
-
認証されたユーザ名 (もしあれば)
@@ -171,18 +175,21 @@ href="http://www.pcre.org/">Perl 互換の正規表現です。
これは、
- varname
か
+ varname
- !varname
か
+ !varname
varname=value
のどれかの形式になります。
- 最初の形式では、値は "1" に設定されます。二つ目は、
- もし値が定義されていればそれを取り除き、三つ目は変数を
- value
として与えられた値に設定します。
+ 最初の形式では、値は "1" に設定されます。
+ 二つ目はもし値が定義されていればそれを取り除きます。
+ 三つ目は変数を value
の与えられた値に設定します。
+ 2.1 以降では、regex 内に $1
..$9
+ が存在すればそれを認識し、regex の対応する丸括弧で囲まれた部分で
+ 置換します。
例:
diff --git a/docs/manual/mod/mod_speling.xml.ja b/docs/manual/mod/mod_speling.xml.ja
index 12916bcb62..612efc2445 100644
--- a/docs/manual/mod/mod_speling.xml.ja
+++ b/docs/manual/mod/mod_speling.xml.ja
@@ -2,7 +2,7 @@
-
+
mod_speling
ユーザが入力したであろう間違った URL を、
@@ -63,7 +63,6 @@
使用可能でした
-
このディレクティブは綴り用のモジュールを使用するかどうかを
決めます。使用時には、以下のことを覚えておいてください
@@ -86,6 +85,14 @@
はネゴシエーションの結果のファイル "/stats.html
"
として間違って扱われるかもしれません。
+
+
+ DAV が有効なディレクトリでは
+ mod_speling は有効にしないでください。
+ 新しく作成したリソース名を既に存在するファイル名に「修正」しようとする、
+ 例えば、新規ドキュメント doc43.html
が既に存在する
+ doc34.html
にリダイレクトされて、
+ 期待とは違う挙動になるからです。
diff --git a/docs/manual/mod/mod_unique_id.xml.ja b/docs/manual/mod/mod_unique_id.xml.ja
index e5a72e1f55..91de57dea1 100644
--- a/docs/manual/mod/mod_unique_id.xml.ja
+++ b/docs/manual/mod/mod_unique_id.xml.ja
@@ -2,7 +2,7 @@
-
+
mod_unique_id
それぞれのリクエストに対する一意な識別子の入った環境変数を
@@ -23,7 +23,7 @@
このドキュメントの目的からは外れるため、ここでは説明しません。
-
+
理論
まずはじめに、Apache サーバが Unix