Apache のモジュールはサーバから送られてきたり、サーバへ
送るストリームに対して動作するフィルタとして書くことができるように
なりました。これにより、例えば CGI スクリプトの出力を
mod_include の INCLUDES フィルタを使って Server
Side Include のディレクティブを解析する、
というようなことが可能になりました。mod_ext_filter
で外部プログラムをフィルタとして動作させることができます。
これは CGI プログラムをハンドラとして動作させるのと
よく似た方法でできます。
多くの混乱を招きがちなディレクティブが簡素化されました。
よく混乱を引き起こしていた Port ディレクティブと Bind ディレクティブは
なくなりました。Listen
ディレクティブのみが IP アドレスのバインドに使われます。
ServerName ディレクティブでは
リダイレクトと vhost の認識のためだけにサーバの名前とポート番号を
指定します。
Windows NT のネイティヴ Unicode サポート
Windows NT 上の Apache 2.0 はファイル名の文字エンコード全てに
utf-8 を使うようになりました。これらは Unicode ファイルシステムに
直接変換されるので、Windows 2000 と Windows XP を含む、全ての
Windows NT 系で多言語サポートが提供されます。
このサポートは、ファイルシステムのアクセス時にローカルの
コードページを使う Windows 95, 98, ME には適用されません。