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23 <manualpage metafile="directive-dict.xml.meta">
25 <title>ディレクティブの解説に使われる用語</title>
28 <p>この文書は各 Apache <a href="directives.html">設定ディレクティブ</a>
29 を説明するために使われている用語を説明します。</p>
31 <seealso><a href="../configuring.html">設定ファイル</a></seealso>
33 <section id="Description"><title>説明</title>
35 <p>ディレクティブの目的の簡単な説明。</p>
38 <section id="Syntax"><title>構文</title>
40 <p>設定ファイル中のディレクティブの書式を示します。
41 この構文はディレクティブ特有なので、詳細はディレクティブの説明を
42 参照してください。一般的に、ディレクティブ名の後には
43 空白により分割されたいくつかの引数が続きます。
44 引数が空白を含むときは二重引用符 (訳注: ")
45 で囲まれています。 オプショナルな引数は括弧
47 引数が複数の値を取り得る場合は、それらの値は垂直の棒 "|"
49 変更されないテキストはデフォルトのフォントで表示され、置換の必要な
50 引数は<em>強調されて</em>表示されます。
52 引数が繰り返されることを示すために "..."
56 ディレクティブは多くの違う型の引数をとります。いくつか、良く
62 <dd><code>http://www.example.com/path/to/file.html</code>
64 スキーム、ホスト名、パス名(省略可能)を含んでいる完全な
65 Uniform Resource Locator。</dd>
67 <dt><em>URL-path</em></dt>
69 <dd><code>/path/to/file.html</code> のように、スキームと
70 ホスト名の後に続く <em>url</em>
71 の一部。<em>url-path</em> は
73 ウェブからの視点でリソースを表現します。</dd>
75 <dt><em>file-path</em></dt>
77 <dd><code>/usr/local/apache/htdocs/path/to/file.html</code>
79 ルートディレクトリから始まるローカルのファイルシステム上のファイルへのパス。
80 通常、スラッシュで始まらない <em>file-path</em> は <a
81 href="core.html#serverroot">ServerRoot</a>
82 からの相対パスとして 扱われます。</dd>
84 <dt><em>directory-path</em></dt>
86 <dd><code>/usr/local/apache/htdocs/path/to/</code>
88 ルートディレクトリから始まるローカルのファイルシステムのディレクトリへの
91 <dt><em>filename</em></dt>
93 <dd><code>file.html</code> のように、パス情報の付いていない
96 <dt><em>regex</em></dt>
98 <dd>Perl 互換の<glossary ref="regex">正規表現</glossary>です。
99 ディレクティブの定義が <em>regex</em>
100 が何に対してマッチを行なうのかを指定します。</dd>
102 <dt><em>extension</em></dt>
104 <dd>一般的には <em>filename</em>
105 の最後のドットの後の部分です。 しかし、Apache
106 は複数のファイルの拡張子を認識しますので、<em>filename</em>
107 に複数のドットがあると、最初のドットの後の、それぞれのドットで分離された部分が
108 <em>extension</em> (訳注: 拡張子)
109 になります。例えば、<em>filename</em>
110 <code>file.html.en</code>
111 には二つの拡張子があります。<code>.html</code> と
112 <code>.en</code> です。Apache
113 のディレクティブでは、<em>extension</em>
114 はドット付きでも無しでも指定できます。さらに、<em>extension</em>
115 は 大文字小文字を区別しません。</dd>
117 <dt><em>MIME-type</em></dt>
119 <dd><code>text/html</code> のように、スラッシュで分離された
120 主フォーマットと副フォーマットによってファイルの形式を
123 <dt><em>env-variable</em></dt>
125 <dd>Apache の設定により定義される <a
126 href="../env.html">環境変数</a>の名前です。これはオペレーティングシステムの
127 環境変数と同じとは限らないことに注意してください。詳細は <a
128 href="../env.html">環境変数の説明</a>を参照してください。</dd>
132 <section id="Default"><title>デフォルト</title>
135 (<em>すなわち</em>、設定ファイルから
137 ウェブサーバは特定の値に設定されているかのように
138 動作します) がある場合はここに記述されます。
139 デフォルト値の無い場合、ここは "<em>None</em>" と
140 書かれます。ここで書かれているデフォルトはサーバと共に配布されている
143 違う可能性があることに注意してください。</p>
146 <section id="Context"><title>コンテキスト</title>
149 これは、サーバの設定ファイル中のどこでディレクティブが有効なのかを示します。
150 次に示す値が一つ以上カンマ区切りで列挙されています。</p>
156 (<em>例えば</em>、<code>httpd.conf</code>,
157 <code>srm.conf</code>, <code>access.conf</code>)
159 <directive module="core" type="section">VirtualHost</directive> や
160 <directive module="core" type="section">Directory</directive> の中では
161 <strong>使用できない</strong>ことを示します。
162 <code>.htaccess</code>ファイルでの使用は許可されていません。</dd>
167 <directive module="core" type="section">VirtualHost</directive>
168 の中で使用できることを示します。</dd>
173 <directive module="core" type="section">Directory</directive>,
174 <directive module="core" type="section">Location</directive>,
175 <directive module="core" type="section">Files</directive>,
176 <directive module="mod_proxy" type="section">Proxy</directive>
178 href="../sections.html">設定セクション</a>
179 で説明されている制限の下で使用できることを示します。</dd>
183 <dd>これは、ディレクトリ<em>毎</em>の
184 <code>.htaccess</code> ファイル内で
185 使用可能であることを示します。 ただ、<a
186 href="#Override">上書き</a>
187 の設定によっては、処理されないかもしれません。</dd>
191 ディレクティブは指示されたコンテキストで<em>のみ</em>許可されます。
192 他の場所で使おうとすると、サーバがそのコンテキストを正しく扱えなく
193 なるような設定エラーが発生するか、サーバがまったく動作しなくなる、
194 <em>すなわち</em>、サーバが起動しなくなるということになります。</p>
197 ディレクティブの有効な位置は、実際は挙げられているコンテキストの
200 "<code>サーバ設定ファイル、.htaccess</code>" で有効だと
201 記されているディレクティブは <code>httpd.conf</code>
202 ファイルと <code>.htaccess</code>
203 ファイルとで有効ですが、 <directive module="core"
204 type="section">Directory</directive>
205 や <directive module="core" type="section">VirtualHost</directive>
209 <section id="Override"><title>上書き</title>
211 <p>このディレクティブの属性は、<code>.htaccess</code>
213 ディレクティブが現れたときに、それの処理を有効にするために
214 どの設定の上書きが必要かを示します。 ディレクティブの
215 <a href="#Context">コンテキスト</a>
216 が、<code>.htaccess</code>
217 ファイル中では許可していない場合は、 この属性は
218 "<em>適用不可</em>" と書かれます。</p>
220 <p>上書きは、<directive module="core">AllowOverride</directive>
223 さらに下位のレベルの <directive module="core">AllowOverride</directive>
224 で修正されない限り、 その配下に対して適用されます。
225 ディレクティブのドキュメントは取り得る上書きの名前も挙げます。</p>
228 <section id="Status"><title>ステータス</title>
230 <p>これはディレクティブが Apache
231 ウェブサーバにどれくらいきつく組み込まれているかを
232 示します。言い換えれば、ディレクティブとその機能を利用するために、
233 モジュールの数を増やして、サーバを再コンパイルする必要があるかもしれない
235 この属性が取り得る値は以下のものです:</p>
240 <dd>"Core" のディレクティブは Apache
242 常に使用可能であることを示します。</dd>
246 <dd>"MPM" のディレクティブは<a
247 href="../mpm.html">マルチプロセッシングモジュール</a>で提供されています。
248 この種類のディレクティブはディレクティブの定義の<a
249 href="#Module">モジュール</a>の行に使っているモジュールの名前が書かれている
255 デフォルトでサーバに組み込まれている標準モジュールの中の一つでサ
256 ポートされていて、わざわざ設定からモジュールを削除したときを除いて、
257 通常では使用可能であることを示します。</dd>
261 <dd>"Extension" のディレクティブは、 Apache
262 サーバの配布物に同梱されているモジュールの一つで提供されているものの、
263 通常ではサーバに組み込まれていないことを示します。
264 ディレクティブとその機能を有効にするには、サーバビルド用の設定ファイルを
266 を再コンパイルする必要があります。</dd>
268 <dt>Experimental</dt>
270 <dd>"Experimental" のディレクティブは、Apache
272 同梱されているものの、試したい場合は自己責任で行なう
273 必要があるということを示します。ディレクティブは、すべてのドキュメントを
274 完全にそろわせるために解説されていますが、サポートされているとは限りません。
275 ディレクティブを提供するモジュールはデフォルトで組み込まれているかも
276 しれませんし、そうでないかもしれません。使用可能かどうかは、
277 ディレクティブとモジュールの説明をしているページの先頭を調べてください。</dd>
281 <section id="Module"><title>モジュール</title>
284 これは単純にディレクティブが定義されているモジュールの名前を記載します。</p>
287 <section id="Compatibility"><title>互換性</title>
291 ディレクティブが導入されたバージョンがここに書かれています。
292 また、ディレクティブが特定のプラットフォームにのみ存在するときも